「世界一サンゴと人にやさしい村」出版

子どもたちに、そして大人のかたにも、沖縄の海の「今」を知ってほしい。そんな想いから生まれた一冊をご紹介します。

2026年1月26日、写真絵本『世界一サンゴと人にやさしい村』が発売されました。

昨年の夏、恩納村文化情報センターで開催された絵本づくりワークショップでは、参加者の皆さんが私の写真に、それぞれ言葉を添えていくというおもしろい試みが行われました。小さなお子様から大人の方まで、一人一人が作家さんです。同じ写真を見ても、選ばれる言葉は十人十色で、その多様な視点に、私自身も何度も驚かされました。私の写真とにらめっこしながら一生懸命に作ってくださり、このたび一冊の本になりました。

沖縄は美しいサンゴ礁に囲まれた島です。私がダイビングインストラクターになったのも、二十歳の時にはじめて石垣島の米原アウトリーフでシュノーケルをした時に「こんなに美しい世界があるんだ」と思ったのがきっかけでした。どこまでも続くサンゴ礁に、太陽の光の帯がユラユラと這って模様を描いていきます。その時の豊かな光景は、今でも忘れることはありません。

それからインストラクターになって、水中保全活動をする中で「どうすればゴミを減らすことができるだろう」と考えるようになりました。ちょうどその頃から、この海の現状を子供たちに伝えて行く事の重要性を感じていました。

近年、地球温暖化などによる海水温の上昇で、サンゴが白化してしまう現象が各地で確認されています。本書は、サンゴの美しさだけでなく、失われつつある現実と、
それでも再生を目指して行動する人々の姿を描いた一冊です。

この本が一人でも多くの子供たちの手に渡り、そして環境を守る大切さが伝わることを願っています。

最後にーー個人的に、恩納村は、私が沖縄本島の中で最初に暮らし始めた場所でもあり、特別な思い入れのある地域です。真栄田岬やホーシューなど、私の好きなダイビングポイントもあり、これから先も、ずっと潜りに行く大切な場所です。そのような恩納村に、このような形で関わり、少しでも貢献できたことを大変うれしく思います。

また今回の出版にあたり、撮影にご協力いただいた皆さまに、心より感謝を申し上げます。

写真・構成:黒部ゆみ 文:恩納村文化情報センター主催「絵本作りワークショップ」のみなさん 企画:恩納村 監修:恩納村漁業協同組合 発行:恩納村教育委員会/恩納村文化情報センター 発売元:ボーダーインク

≪お知らせ≫

・発売日:2026年1月26日

・定価(本体1,400円+税)

・販売場所:各書店(詳細が分かり次第、追記します)

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